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3・21図 端面シール方式

 

(2)油潤滑軸受
この場合、軸封装置としては、リップ式が一般に使用される。その一例を3・22図に示す。又、船尾管軸受およびシール給油系統の一例を3・23図に示す。
軸封装置の取付時には下記事項につき確認し記録しておく事が必要である。
?ライナ外周振れを計測し、0.2mm以下とする。
?取付け後、船尾管に油を満たし、3〜6時間にわたって、重力タンクで圧力試験を行い、#2、#3、シール間及び#4、#5シール間への油洩れの有無を確認する。
?将来の軸受隙間の確認のため、船尾側シールライナの初期値を、摩耗計測要具により計測し記録する。
?特に整備後の芯出し、およびゴミ等の入らぬよう注意が肝要、船外への油洩れは事故発生につながる。

 

 

 

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